「森林浴ジャパン」設立日記①

「freee会社設立」で会社を作ってみようかな?

2024年11月、同い年の社長オーさんから電話があり、「坂田さん、新しい会社を作りましたよ」との報告を受ける。

「会社って、そんなに簡単に作れるものなの?」と驚きつつ、話を聞いてみると、「freee会社設立」を使うと、簡単に会社が作れるようだ。「freee」自体は、リリース当初に少しだけ使ってみたことがあるが、いつの間にか会社まで作れるようになっていたのだ。

この時、私は「2025年春頃に独立しようかな」とぼんやり考えていたのだが、それは会社ではなく「個人事業主」を想定していた。私の仕事は、「植物由来で無添加の消臭、除菌、アロマ等の製品開発」である。ホワイトセージなど、スピリチュアルな商品も作りたいが、その前に、法人向けに展開しないと、売上が厳しいだろうなと考えていた。

するとオーさんは、「坂田さんが会社を作らないと、企業間取引は難しいですよ」とアドバイスをされた。たしかに、何かを仕入れるときには、法人口座に支払うことがほとんどだ。とくに大きい会社になればなるほど、個人口座では相手にされないだろう。

つまり、私が独立して仕事を続けるためには、会社を作ることが第一歩であることが分かり、会社を作ることを決意したのである。

「株式会社」と「合同会社」、どっちにするべきか?

近年、「合同会社」と呼ばれる法人が増えている。「合同会社のほうがトラブルが少ない」という話や、「合同会社は、株式会社よりも設立費用が安く済む」という話も聞いたことがある。

いずれにしても、資金が少ない現状では、設立費用が安く済む「合同会社」一択なのであった。別の記事でまとめるが、基本的には、合同会社の設立に必要な資金は「6万円+定款作成費用、印鑑、印紙代など」である。

資本金はいくらにするべきか?

「資本金1円でも会社は作れる」という話は、多くの人が聞いたことがあると思う。実際に、資本金1円で会社は設立できる。

ただ、考えてみてほしい。
「元手1円で、どうやって商売をするのか?」
ということを。

お笑い芸人のように、体ひとつで仕事ができる職業であれば、資本金はいらないだろう。もともと副業としてウェブデザイナーやイラストレーター、あるいはYouTuberや占い師をしているような人であれば、PCもソフトも揃っているだろうから、資本金1円でも運用は可能だろう。

しかし、多くの場合、事業を始めるには「仕入れ」と「初期投資」が必要なのである。

アロマ関係の会社を作るとしたら、何が必要?

例えば、「ルームフレグランス」を作るとしよう。すると、以下のような仕入れが必要になるだろう。

  • 精油(エッセンシャルオイル10種類として) 20,000円
  • (精製水など) 5,000円
  • 容器(100本として) 20,000円
  • ラベル(ラクスル利用として) 5,000円
  • 器具(ビーカー、マドラー、濾過布など) 5,000円
  • 梱包用品(段ボール、カッターなど一式) 10,000円

少なく見積もっても、65,000円はかかる。

これらを販売するために、ホームページを作成するとしたら、レンタルサーバーやドメイン費用が発生する。自分でデザインをおこなうならCanvaやAdobeの契約が必要になるだろう。

知名度がある人なら、無料のSNSやYouTubeだけで、売り上げを確保できるかもしれない。

しかし、知名度がなければ、宣伝費用がかかる。東京の展示会に出展しようと思ったら、出展費用、交通費、ブースに必要な机や椅子のレンタル費用、POPや飾り付けの費用が考えられるだろう。

とにかく、「モノを売る仕事」と考えると、仕入れと先行投資が必要になるのである。

次回予告

話が逸れてしまった。次回から、私が実際に会社を設立するまでの過程をまとめたいと思う。

ABOUT US
さかたさとし
テキストサイト、ライター、R25式モバイル、オンラインショップ運営会社、フリーランス、植物エキスメーカーを経て、2025年1月「森林浴ジャパン合同会社」を設立しました。世界に癒しをお届けできるよう、がんばります。