
コーンシロップを知っていますか?
最近、「Times Herald-Record(2024年1月7日発行)」という新聞を読んでいたら、アメリカでよく使われる「高フルクトース・コーンシロップ(HFCS)」の話が出てきました。これは日本だと「果糖ブドウ糖液糖」や「高果糖液糖」と呼ばれるもので、清涼飲料水やお菓子によく入っています。でも、「高フルクトース」なのか「ハイフルクトース」なのか、それとも「高果糖液糖」が正しいのか、ちょっと混乱しますよね。調べてみたら、日本では「高果糖液糖」が正式な表記のようです。
この新聞はニューヨーク州ミドルタウンで発行されている日刊紙で、コーンシロップを摂りすぎると健康に良くない影響について書かれていました。気になったので、詳しく調べて記事にしてみました。
日本とアメリカで呼び方が違う
食品のパッケージの裏面を見ると、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「高果糖液糖」などと書かれていることがありますよね。これ、実は果糖の割合で名前が変わります。簡単にまとめるとこんな感じです。
一方、アメリカでは「High Fructose Corn Syrup(HFCS)」と呼ばれていて、果糖42%以上のものを指すようです。例えば、HFCS-55はコーラに、HFCS-42は調味料に使われることが多いそうです。
果糖ブドウ糖液糖は体に悪い? 専門家の意見
アメリカのFDA(食品医薬品局)は、コーンシロップを摂りすぎると健康に影響が出る可能性があると指摘しています。例えば、心臓病や2型糖尿病と関係があるかもしれないそうです。ニューヨーク大学の栄養学の教授リサ・ヤングは「コーンシロップは食欲を増やして、肥満を促進するという研究結果がある」と話す。
肥満は万病のもとで、「高血圧」「高LDLコレステロール値」「心臓発作」「脳卒中」「早期死亡リスクの上昇」などの懸念があります。
果糖ブドウ糖液糖で、太る理由は?
果糖ブドウ糖液糖(コーンシロップ)が太りやすい理由も調べてみました。理由は簡単で、砂糖や果糖がたくさん入っていて、大さじ1杯で57キロカロリーあるからです。使われなかった果糖は、体の中で脂肪に変わりやすくなります。毎日、果糖ブドウ糖液糖入りのジュースを飲んでいたら、脂肪はどんどん増えてしまう可能性があります。
それに、メイヨークリニックの栄養士、ケイト・ゼラツキーは「高果糖液糖の果糖は肝臓に負担をかけて、中性脂肪を増やす可能性がある。炎症のリスクもあるかもしれない」と言う。要は、甘いものを摂りすぎると内臓が疲れてしまう……ということですね。
ウエストランド井口さんのダイエット話
余談ですが、2022年のM-1グランプリで優勝した「ウエストランド」の井口さんが面白いことを言っていました。井口さんは20代の頃から、ほぼ毎日甘いペットボトル飲料を飲んでたらしいんです。40代になり、(おそらく多忙と睡眠不足と加齢などの理由でしょうが)かなり太ってしまったようです。そこで、とりあえずほぼ毎日飲んでいた甘いペットボトル飲料をやめたら、それだけで一気に痩せたそうです。
若いうちは、どれだけ食生活が乱れていても、内臓が元気で代謝が良いから、意外と太らないもの。でも、40代を過ぎると、それまでのツケが一気に出てきます。井口さんのように、若い頃からの「健康に悪い習慣」を見直すことは、とても大事なことだと思います。
なんでも「摂りすぎ」は禁物
今回は「果糖ブドウ糖液糖」が体に悪いイメージで取り上げられましたが、結局は「摂りすぎ」が問題なんです。健康に良いものでも、食べすぎたら逆効果。例えば、銀杏は体に良いけど、たくさん食べると毒になります。ニンニクもそう。少量であれば体に良いですが、食べ過ぎるとお腹を壊すことがあります。
「ヨーグルトが良いから毎日食べよう」とか、「納豆を毎日食べなきゃ」と思い込むのは、実は良くないかもしれない。人によって体質や腸内環境は違います。自分にとって必要なもの・不要なものは、日々の体の調子を見ながら、自分の頭で判断できると良いですね。
結局、「バランス」が大事
私は「卵かけ納豆ご飯」が大好きなのですが、納豆菌は非常に強い微生物ですから、毎日食べないようにしています。毎日食べると、腸内細菌叢のバランスが崩れてしまうと考えているからです。また、私は牛乳を飲み過ぎるとお腹がゴロゴロする体質なので、あまり飲まないようにしています。
「ヨーグルトや納豆は毎日食べるべき! エビデンスもある!」と言われても、鵜呑みにしてはいけません。「たまに食べると良いけど、食べ過ぎは良くないよ」、これが自然の考え方だと思います。だから、どれだけ自分が良いと思った健康法でも、安易に勧めるのは注意が必要です。一人一人が、自分の体と相談しながら判断するのが一番ですね。